訃報

2024年3月19日に、アメリカ合衆国のデューク大学脳神経外科より、当医療法人の最高顧問を務められていた福島孝徳先生の訃報が届きました。

「神の手を持つ脳神経外科医」として広く尊敬されていた福島先生は、厚地脳神経外科病院においても、過去40年間にわたり、数多くの複雑な脳神経外科手術を成功させ、多くの患者様の命を救ってこられました。

福島先生は、厚地政幸会長とともに、東京大学脳神経外科教室でのご縁を経て、1983年からは定期的に厚地脳神経外科病院を訪問され、難易度の高い手術を数多く行われました。

手術を受けられた患者様は、地元鹿児島だけではなく、九州・沖縄をはじめとする地域からもお見えになり、これまでに約1,000件の手術を執刀されました。これらの手術では、当院の脳神経外科医を始め、手術室スタッフや鹿児島大学脳神経外科医局の先生方にも、積極的にご指導いただきました。福島先生から学んだ脳神経外科医は50名を超え、先生から受け継いだ技術や知識、そして患者様への深い思いやりの心をもって、これからもさらに精進して参ります。

このたびの福島孝徳先生のご逝去に際し、心よりお悔やみを申し上げるとともに、先生のご冥福を深くお祈り申し上げます。