脳ドックのご案内
脳梗塞・脳動脈瘤・脳腫瘍の早期発見早期予防を
当院では皆様の健康管理の一環として脳ドックを行っています。 脳卒中とは、脳へ血を送る血管の異常によって起こる病気の総称です。突然激しい頭痛に襲われたり、突然半身麻痺になったり、突然意識がもうろうとなり倒れてしまうなどの症状が見られます。 血管が詰まって起こる脳梗塞、血管が破れて起こる脳出血と、脳動脈のこぶ(脳動脈瘤)が破けておこるくも膜下出血がその代表的な疾患です。 脳卒中はそれまでに自覚症状がなくとも、ある日突然起こり一度発症してしまうとご本人やご家族が後遺症等で苦しまれたり、命をなくす方々が大勢いらっしゃいます。 自覚症状がないからと放置しておくと予防や早期治療のタイミングを逃してしまうことにもなります。 働き盛りの今だからこそ、ご自分やご家族を大切に、脳疾患を未然に防ぐためにも脳ドックを受診して不安のない充実した人生を送りましょう。
こんな方におすすめします
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある方
- ご家族や血縁に脳卒中の既往歴がある方
- 40歳以上で一度も脳の検査をしたことがない方
- 脳梗塞や脳腫瘍などの有無をチェックしたい方
- もの忘れや認知症が気になる方
脳ドック検査とはどういうものですか?
MRI検査を中心に、未破裂脳動脈瘤・脳腫瘍・認知症・内頚動脈狭窄症・脳梗塞の発作前・脊椎脊髄疾患の早期発見のためのもので、”脳”の人間ドックです。
脳ドック コース案内
検査 | Aコース(約3~4時間) | Bコース(約3~4時間) |
MRI検査(頭部・頚部断層撮影) | ||
MRA検査(頭部・頚部血管撮影) | ||
心電図 | ||
内臓脂肪測定検査 | ||
血液検査・尿検査 | ||
身長・体重・BMI | ||
診察・検査結果説明 | ||
頚椎X線撮影(レントゲン検査) | なし | |
頚部超音波検査 | なし | |
もの忘れ検査(オプション 無料) | ||
眼底カメラ検査 (オプション) 1,500円 | ||
認知症セルフチェッカー (オプション 3,300円) | ||
料金(税込) | 40,000円 | 50,000円 |
注意事項 | ● もの忘れ検査は50歳以上の対象検査ですが、50歳以下の方でもご希望があれば実施致します。ただし、50歳未満の方は解析ソフトウエアの性質上、正しく評価されない可能性があります。 ● 検査前6時間の絶食をお願いしています。水以外の糖分が含まれた飲み物や飴などの飲食はお控えください。 ● 持病をお持ちの方の治療薬は服用してかまいません。 ● 心臓ペースメーカーやその他金属が体内に埋め込んでおられる方は、MRI検査を受けられない場合がございますので、事前にお問い合わせください。 ● 極度の閉所恐怖症の方はお問い合わせください。 ● その他に気になることや心配なことがございましたら、遠慮無くご相談ください。 |
早期アルツハイマー型認知症診断支援システム:VSRAD
Voxel-Based Specific Regional Analysis System for Alzheimer’s Disease
VSRAD(ブイエスラド)とは、アルツハイマー型認知症の原因である脳の萎縮を調べるもので、特に発症早期に萎縮が見られる海馬傍回(かいばぼうかい) 、海馬、扁桃の萎縮度を痛みもなく簡単に調べられることが特徴で、MRI検査データを使ってアルツハイマー型認知症の原因と考えられている脳の萎縮度を測定します。特に海馬傍回(かいばぼうかい)、海馬、扁桃と呼ばれる記憶に関わる部位に注目して萎縮度をみます。 MRI検査データとVSRADソフトを使い健康な人の脳と比べた萎縮の程度から、アルツハイマー型認知症の可能性を数値で表します。 アルツハイマー型認知症の重症化を防ぐために重要な早期発見にも効果的なため、注目を浴びています。 VSRADは脳病態統合イメージングセンター 松田博史先生総監修によるものです。
物忘れ相談プログラム MSP-1100(日本光電)
アルツハイマー型認知症を関知するために最も重要な質問を用いた簡単なスクリーニングテストプログラムです。
タッチパネルパソコンとの対話方式で、
1.ことばの即時再認
2.日時の見当識
3.ことばの遅延再認
4.図形認識1
5.図形認識2
の5つのテストを行います。
質問項目が少なく質問者がいないため、受検者は低ストレスでテスト可能です。 感度96%、特異度97%と高い信頼性(鳥取大学医学部データによる) テスト時間はプリントアウトを含めて約5分です。
認知症セルフチェッカー FOVE社
認知症セルフチェッカー
あなたの「視線の動き」から認知機能の状態を把握することができる次世代型認知機能検査サービスです。 検査時間も5分と短く簡単に測定することができます。 詳しい説明はこちらのサイトをご覧ください。→
脳ドックの申し込み方法は?
インターネット予約またはお電話、メールでご連絡ください。 ※インターネット予約枠がご希望の日時にバツ印がついていても受付可能なこともございます。そのような時はお電話でご相談ください。
脳ドック問診表
脳ドックは健康診断になり健康保険が適応となりません。ただし見つかった病気の治療は健康保険適応となります。
市町村や企業により国民健康保険加入者の方は補助金が受けられる場合があります。市町村窓口、お勤め先にご相談ください
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の臓器を撮影する検査です。装置内で横になって頂くだけで身体の断面を写します。放射線被ばくもありません。脳の断面図を撮影することで、脳梗塞や脳出血、脳腫瘍などの異常を発見することができます。
MRI検査は強力な磁石でできた筒の中に入り、磁気の力を利用して体の血管を撮影する検査です。MRA検査は同MRI装置内で横になって頂くだけで身体の血管を写します。放射線被ばくもなく、造影剤注射も不要です。血管の様子を立体的に画像化することで、未破裂の動脈瘤や脳血管の狭窄などの異常を発見することができます。
MRI(脳やからだの中)とMRA(脳やからだの血管)は、同時に検査します。 MRIとは磁気を利用して撮影を行うため放射線の被ばくの無い検査です。脳腫瘍、急性期脳梗塞など多くの脳疾患に対して優れた検出能を発揮します。
手術の内容によっては検査が出来ない場合もあります。ご予約前に、MRI検査を受けて良いか手術を行った病院にご確認ください。 注意や確認が必要な手術には ・外科手術を受け、クリップ、人工関節などの金属が体内に残っている ・心臓ペースメーカーが体内に留置されているなど ご不明な場合はお気軽にお問合せください